2016年度後期留学 マラヤ大学留学記

マレーシアに来てから3か月以上が経ち、残すところあと1か月と少しになりました。今は課題やプレゼンテーションのラストスパート時期に入り、それが終われば期末テストのみとなります。

さて、マラヤ大学の寮で暮らしてみて、改めて日本の生活に感謝するばかりです。少しマラヤ大学の寮生活について紹介させていただきます。私は寮の4Fに住んでいるのですが、水圧がとても弱いせいか頻繁に断水します。トイレが流れないことはあたりまえ、シャワー中、シャンプーしている間にでも容赦なく断水します。通常なら水が完全ストップしてから5分くらい待てば、かろうじて水が出てくるのですが、つい先日は5分~10分ほど待っても水は出てきませんでした。そんな時はひたすら叫んで助けを求めるしか方法はありません(笑)シャワー場からひたすら叫び、私の叫び声に気づいてくれた韓国人の子に「私のタイ人のルームメイトを呼んできてほしい。そして私が買った電気ポットも持ってきてほしいと私のルーミーに伝えて」とお願いしました。ルームメイトが来てくれて、電気ポットをバケツ代わりに使い、バケツリレーをして無事にシャンプーやせっけんを洗い流すことができました。

部屋にクーラーがないので部屋の中はとても暑く、部屋の気温が35℃だったりするのでとても驚きます。もちろん熱中症にならないように水をたくさん飲んだり、冷えピタを貼ったり気を付けています。しかし、ここはあまり勉強ができる環境とはいえないので、みんなクーラーを求めて図書館やカフェなどに涼みにいって課題やプレゼンの準備をしたりしています。

そして女子寮では200人以上が暮らしているのですが、洗濯機が2台しかなくて待つことがしばしばあります。以前は70%の確率で片方動いたら、もう片方が壊れるという現象が起きていましたが、オフィスにこのことについてクレームレターを書き続けたら新しい洗濯機に買い替えてくれました。マレーシアでは根気強く主張して訴え続けることが大切です。こちらからなにかしらのアクションを起こさないと、日本のようになかなか動いてくれません。

この寮は正直にいうとあまり環境がよくないですが、この寮に住んでいるおかげで小さなことで幸せを感じられるし、たくさんの人たちへの感謝の気持ちが生まれます。ここの寮に住んでいる人たちはみんな良い人で、お互い助け合いながら過ごしています。この寮の良いところは他の人とコミュニケーションを取るきっかけがたくさんあり、留学生がたくさん暮らしているので世界各国の人たちと仲良くなれます。ここでの経験は日本では体験できないことばかりなので、なかなかタフになってマラヤ組のGSC生は日本に帰国するのではないでしょうか(笑) 日本に帰ったらどうなっているのか…とても楽しみです(笑)